ラブソングの歌手で大変知られる鈴木雅之さんは歌手活動40周年を迎えるとともに、年齢としても古希(70歳)を迎えます。
それを記念したアルバムが発売されたのですが、その中に1曲、懐かしい曲名が混じっています。「渋谷で5時」です。
「渋谷で5時」 復活はなぜ渋谷凪咲? ダジャレ!?
「渋谷で5時」は1993年に発売されたアルバムに収録された曲でした。当時のデュエットの相手は菊池桃子さんです。
33年の時を経て、新たなパートナーとして渋谷凪咲さんを迎えて、令和板にアップデートした2026年版が作られました。
渋谷さんをパートナーに迎えたのは「『渋谷』と『渋谷で5時』をやってみたい」というのがきっかけでした。なんとダジャレ。「渋谷で5時」ではセリフがあり、そこに関西弁を入れたかったという思いが鈴木さんにはありました。
1993年当時、筆者は高校生でしたが、大人の世界に対する憧れを抱かせてくれたことを今でも鮮明に覚えています。しかしながら、鈴木雅之さんは古希を迎えるとは思えないような、当時と変わらない若さです。それもあって今回の復活劇には感慨深いものがあります。
「渋谷で5時」はポケベルのCM?
「渋谷で5時」は最初の発売から3年後の1996年にマキシシングルが発売されました。この時、東京テレメッセージのポケットベルのCMで起用されました。
当時は携帯電話が普及する少し前の時期であり、東京テレメッセージはポケットベルの中心的存在の企業でした。ポケベルは、外出している人と連絡が取れる手段として、無線で呼び出しをするもの。1980年代後半から端末に数字が表示できるようになると、ビジネス以外の目的が広がりました。
1980年代後半から1990年代中盤にかけて、ポケベルは若者にとって重要なアイテムでした。「渋谷で5時」は憧れを象徴するようなシーンを演出していたのです。
ただ、このCMから2~3年後には携帯電話が一気に普及し、ポケベルの需要が急速に低下しました。そして、東京テレメッセージという会社の名称も消滅しています。(現存する同じ名称は別ものです。)
渋谷で5時 歌詞から伺える昔の光景や文化
その昔、人との待ち合わせにおいては時間と場所を細かく指定していました。携帯電話が普及した今では、アバウトだったり状況によって時間や場所を変える待ち合わせをすることが多いと思います。
待ち合わせがアバウトになる傾向は、振り返ってみますとポケットベルの普及あたりからだったように感じられます。「渋谷で5時」に細かい場所は書かれてません。
また、「ふたりでサボタージュ」という部分があります。フレックスや時間帯を個人で選べる働き方が浸透しつつある今では、「夕方の5時に待ち合わせ=サボタージュ」にはならないことが珍しくないと思います。
昔は、会社での労働時間が決まっていることが多く、5時に待ち合わせるには、会社を少し早く抜けるなど、相応の努力?が必要でした。
でもそれだけに、会うまでの高揚感や特別な日に対する思いは強かったのではないでしょうか。
渋谷で5時 ざっとまとめ
1993年にリリースされたこの曲は、鈴木雅之さんの歌手活動40周年&古希を記念してリメイクされました。今回、デュエットのパートナーは「『渋谷』と『渋谷で5時』をやってみたい」という理由で渋谷凪咲さんが選ばれました。
1996年版はポケベルのCMにも使われ、歌からは当時の光景が垣間見えます。

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